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2017年 会誌ニュース

■ 2017年12月21日

 会誌12月号オンライン版が公開されました.
 12月号は特集『酸化物表面・界面における制御された新奇電子状態とその構造』をお送りします。
 遷移金属酸化物は物性を支配するd電子が強い電子相関を持つために高温超伝導,巨大磁気抵抗などの興味深い特性を示し, これまでに多くの研究が行われてきました。また最近,高品質の酸化物薄膜作成技術が確立し, 最先端の物性測定技術と組み合わせることで,原子レベルで制御された表面・界面, そして量子井戸や超格子に存在する新奇な電子状態の研究が進展しています。 これらには電子相関の効果による新しい表面・界面物性の発現とともに, 次世代の高速デバイスやスピントロニクスデバイスへの応用が期待できます。
 一方酸化物表面は,光触媒やリチウム電池の電極材料という点で グリーン・イノベーションに大きく寄与する可能性があります。 そして従来にはなかった高精度実験手法の開発により,機能を生み出す各プロセスのメカニズムが明らかにされ, 実用化に向けた高効率化が進んでいるのが現状です。
 そこで本特集号では酸化物表面・界面研究を展開されている各先生方に最先端のご研究の内容をご執筆頂きました。
 連載企画伝統産業と表面科学 では京都工芸繊維大,濱田泰以氏による『最新技術と伝統の知恵の複合化』を, また談話室 海外研究体験記では,早稲田大,杉目恒志氏による『ケンブリッジ大学での研究生活』をお送りします。



■ 2017年12月12日

 2018年1月から発行される新会誌「Vacuum and Surface Science(表面と真空)」の 投稿規定,執筆の手引き,論文テンプレート,投稿票,カラー印刷価格,別刷り価格が公開されました。 左カラムの『論文投稿』からダウンロードしてお使いください。



■ 2017年11月24日

 会誌11月号オンライン版が公開されました.
 11月号は特集『多様な表面科学を支える放射光』をお送りします。
 近年,放射光を用いた表面研究は基礎から製品改良など裾野を広げております。 また,第3世代の放射光利用が一般化され放射光を用いた研究が多種多様化しており, 日本では次世代施設の蓄積リング型の放射光源の建設が計画されています。 本特集号では近年の放射光を利用した先端研究をまとめようと, 加速器の研究から企業の研究まで非常に幅広い内容で特集号を組みました。
 連載企画伝統産業と表面科学 では国立科学博物館,鈴木一義氏による『伝統技術に見る驚くべき技』を, また談話室 海外研究体験記では,横浜市立大,関本奏子氏による『米国ボルダ―留学記』をお送りします。



■ 2017年10月20日

 会誌10月号オンライン版が公開されました.
 10月号は特集『走査型プローブ顕微鏡のフロンティア─実用材料表面計測から最新物性問題への挑戦まで─』をお送りします。
 走査型トンネル顕微鏡(STM)と原子間力顕微鏡(AFM)は表面分析の代表で誕生から30年以上が経ちました。 走査型プローブ顕微鏡(SPM)計測としてその基本技術は既に確立しており,現在 物理系,化学系,生体系,工学系など様々な分野へと展開しています。 一方でSPMそれぞれの技術革新も進んでおり,物質の新しい姿の実像化にも成功してきています。 本特集号では 日頃SPMの観察と技術開発を実施して各分野のフロンティアを牽引する研究者に その研究成果と展望をご執筆いただきました。 SPMの専門家だけでなくSPMに馴染みのない会員の皆様にとっても読み応えがあるでしょう。
 連載企画伝統産業と表面科学 では岐阜県工業技術研究所,細野幸太氏による『刃物の歴史と発展に向けて』を, また談話室 海外研究体験記では,NTT物性科学基礎研究所,北翔太氏による『渡航のすすめ』をお送りします。



■ 2017年9月20日

 会誌9月号オンライン版が公開されました.
 9月号は昨年11月に名古屋国際会議場で開催された第36回表面科学学術講演大会特集号のパート3で, 5件の記事(論文・研究紹介)をお送りします。
 連載企画伝統産業と表面科学 では岩鋳,岩清水晃氏による『南部鉄器の伝統とこれから』を, また談話室 海外研究体験記では, 東北大,岡博文氏による 『ドイツでの6年間』をお送りします。



■ 2017年8月23日

 会誌8月号オンライン版が公開されました.
 8月号は昨年11月に名古屋国際会議場で開催された第36回表面科学学術講演大会特集号のパート2で, 7件の記事(論文・研究紹介)をお送りします。
 連載企画伝統産業と表面科学 では金沢工大,草野英二氏による『加賀友禅とガラス技術の融合』を, また談話室 海外研究体験記では,ELETTRA,藤井 純氏による 『イタリアン アドベンチャー』をお送りします。



■ 2017年7月28日

 平成28年度の論文,会誌,奨励,技術の各賞の受賞者・受賞論文が下記の通り決定いたしました。
[論文賞] 該当なし
[会誌賞] 「Ni(111)表面へのO2吸着スピン・立体効果:量子状態選別酸素分子ビームによる解析」 倉橋光紀, 表面科学 36 (2015) 608.
[会誌賞] 「周波数変調原子間力顕微鏡を用いた溶液環境下のナノスケール電位・電荷密度計測」 山田啓文, 表面科学 37 (2016) 475.
[奨励賞] 「Artifact-Metrics Using Photoluminescence Imaging of Single-Walled Carbon Nanotube Composite Paper」 Masahiro Ito,他3名, e-JSSNT 14 (2016) 185.
[技術賞] 「クラスターイオン注入によるCMOSセンサのゲッタリング技術」 栗田一成,他6名, 表面科学 37 (2016) 104.
 贈呈式,受賞講演は 第37回表面科学学術講演大会(8月17日〜8月19日)にて行われます。



■ 2017年7月20日

 会誌7月号オンライン版が公開されました.
 7月号は昨年11月に名古屋国際会議場で開催された第36回表面科学学術講演大会特集号のパート1で, 6件の記事(論文・研究紹介)をお送りします。
 連載企画伝統産業と表面科学 では京都市産業技術研究所,本田元志氏による『西陣織の高度な製織技術を活用した織物表現の探求』を, また談話室 海外研究体験記では,豊田中研,東 相吾氏による 『シリコンバレーでの3年間』をお送りします。



■ 2017年6月20日

 会誌6月号オンライン版が公開されました。
 6月号は特集『人工光合成』をお送りします。
 酸化チタンの光触媒作用(本多―藤嶋効果)の発見以来,日本では光触媒の研究が盛んに進められています。 金属酸化物についての研究をはじめとして,金属錯体系による光触媒作用の研究, 可視光応答半導体光触媒の開発がすすめられ,世界をリードしている状況です。 この分野は酸化物の物性制御,表面構造の制御,助触媒のナノ粒子の設計,プラズモニクスの利用, 金属錯体の設計と半導体とのハイブリッド化などの多彩な学理が包含されており, 研究者の設計思想に基づいた物質設計と反応制御が展開されている非常に興味深い研究領域です。 近年は,持続可能社会実現のための有力な切り札として,水素製造だけでなく, 二酸化炭素を有用化合物へと変換する人工光合成実現への期待が高まっています。 本特集では,この分野のエキスパートにより最前線の研究を紹介いただくことで, 表面科学の読者にとっても関心の高い領域を網羅しました。
 連載企画伝統産業と表面科学 では高知県立紙産業技術センター,山下 実 氏による『和紙の変遷と未来像』を, また談話室 海外研究体験記では,東工大,木口 学氏による 『ライデン大学留学体験記』をお送りします。



■ 2017年5月24日

 2017年度の編集委員会が新体制がスタートしました。それにあわせて 編集委員会名簿 を更新しました。本年度は,会誌編集委員45名,電子化委員7名,事務スタッフ2名の体制で 会誌(冊子版,オンライン版)をお送りします。よろしくお願いします。



■ 2017年5月21日

 会誌5月号オンライン版が公開されました。
 5月号は特集『薄膜成長の最前線』をお送りします。
 新物質が発見されると,多くの場合,その薄膜が作製され研究が行われます。 バルクとして単結晶の合成が困難な物質であっても, 薄膜の状態であれば単結晶ライクなエピタキシャル薄膜の作製が可能になる場合もあります。 薄膜を作製する方法には,分子線エピタキシー,スパッタ,パルスレーザー堆積,化学気相成長, イオンプレーティングなど数多くありますが,それぞれ特徴があり, 目的に応じた最適な作製方法の選択が必要です。表面科学の分野において,新しい薄膜作製手法を開発すること, そして作製した薄膜の物性を調べ,機能性材料あるいはデバイスとして応用することは非常に重要なテーマです。 本特集では,薄膜作製手法の解説にとどまらず,様々なパターニングやコーティング技術, デバイス作製への応用例もあわせて紹介致します。
 連載企画伝統産業と表面科学 では東京都立産業技術研究センター,木下稔夫氏による『漆工芸の新技術:漆と間伐材の木粉を混成した成形材料』を, また談話室 海外研究体験記では,電気通信大,坂田智裕氏による 『アーヘン工科大での研究生活』をお送りします。



■ 2017年4月22日

 会誌4月号オンライン版が公開されました。
 4月号は特集『イオンビームアナリシスの最前線』をお送りします。
 イオンビームを用いた分析は,X線光電子分光法やオージェ電子分光法,二次イオン質量分析法などの表面分析手法とともに, 表面や界面,薄膜などの組成や構造を調べる手法として,学術分野のみならず産業界においても多大な貢献をしてきました。 イオンビームを用いた分析は,プローブとして用いるイオンの種類やエネルギーによって,得られる情報が大きく異なることから, エネルギー領域ごとに,それらの特徴を生かした研究開発,用途開発,装置開発などが行われています。
 本特集では,イオンビームの低加速領域(0.5 – 5 keV),中加速領域(100 – 500 keV),高加速領域(1 MeV以上)の それぞれの分野において,基礎から応用,さらには先端的,特徴的な研究について解説していただくことによって, 総合的に最前線の研究状況を紹介いたします。
 連載企画伝統産業と表面科学 では佐賀県窯業技術センター,一ノ瀬弘道氏による『有田焼創業400年と技術革新』を, また談話室 海外研究体験記では,パーダーボルン大,制野かおり氏による 『女性研究者の海外でのライフワークバランス@ドイツ』をお送りします。



■ 2017年3月24日

 会誌3月号オンライン版が公開されました。
 3月号は特集『摩擦界面のその場観察技術の進展』をお送りします。
 近年の自動車の低燃費化により,エンジン油の低粘度化が進んでいます。 潤滑油の低粘度化により,厳しい摺動条件の下では油膜が担保できず, 摺動部材の直接接触が起こってしまうため,境界潤滑現象の解明が求められています。 境界潤滑現象を理解するためには,表面・界面における材料同士あるいは材料とトライボフィルムのダイナミクスを解析することが重要となります。 そのためには,表面・界面に敏感な手法を活用し摩擦界面のその場観察を行う必要があります。 表面分析装置と摩擦試験機構とを組み合わせるためには,両者の使用上の制限を考慮しつつ, 性能を満たさなければならず多くの困難な事象があります。 本特集では,摺動試験機と表面評価装置を組み合わせることにより, その場観察を行う新技術開発と摩擦研究の進展について紹介いたします。
 連載企画伝統産業と表面科学 では農研機構,瀬筒秀樹氏による『すごいぞ!カイコの底力!ひかるシルク』を, また談話室 海外研究体験記では,東北大,岡田佳憲氏による 『ボストンでのポスドク生活』をお送りします。



■ 2017年2月23日

 会誌2月号オンライン版が公開されました。
 2月号は特集『さまざまな場面で活躍する剥離・接着技術』をお送りします。
 剥離・接着は,私たちの生活において物を貼ったり剥がしたりするごくありふれた現象ですが, 半導体製造プロセスから大型構造物の建造まで様々なスケールの構造物や装置の組み立てにおいて活躍しています。 また剥離・接着は,原子・分子スケールでは物理・化学結合の生成・破断と捉えることもでき, 新しい表面・界面形成や破壊(特に亀裂進展過程)の物理的起源とも考えられます。 また物質の組み合わせ方によってもその機械物性・化学物性は大きく変化します。 さらに摩擦と接着との関係は摩擦のアモントン・クーロン則とも深く関係していますが, その関係性は現在十分には理解されていません。 以上のことを踏まえると,目的と用途に応じた剥離・接着技術を選択してはじめて, 個別の材料の組み合わせにふさわしい材料開発が可能となることが分かります。 本特集号では無機材料から生体材料まで 幅広い材料の剥離・接着現象に着目した研究開発の現場を紹介します。
 連載企画伝統産業と表面科学 では伝統的工芸品産業振興協会,丸山尚久氏による『未来につなげる日本の伝統的工芸品』を, また談話室 海外研究体験記では,東北大,橋本克之氏による 『海外での研究と生活の勧め』をお送りします。



■ 2017年1月23日

 会誌1月号オンライン版が公開されました。
 1月号は特集『ナノ粒子の合成と機能開発の最前線』をお送りします。
 原子は集合化し,バルクとなることで元素としての特性を示すようになりますが,そのサイズを小さくしていく, すなわち集合個数を減らしていくと,バルクとは異なる特性を有するようになることが知られています。 この特徴を活用して,触媒,デバイス,生体など幅広い分野で,ナノ粒子が応用されてきましたが, 今日では「バルクとは異なる特性を有する」という一言では片付けられないほど, 特異な機能をもつナノ粒子が創製されています。「表面科学」では,31巻10号で「ナノ粒子の構造と機能化」という特集を組み, ナノ粒子について紹介しましたが,日進月歩のこの世界では,当時と比べても粒子サイズや構造の制御の技術も飛躍的に高まっており, 新たな世界が開けてきています。そこで,本特集号ではその合成法や評価法, そして多くの分野への応用も含めた最新のナノ粒子の科学を紹介したいと思います。
 新連載企画伝統産業と表面科学 では経済産業省,木村 優氏による『伝統的工芸品を取り巻く現状と今後』を, また談話室 海外研究体験記では,物質・材料研究機構,増田卓也氏による 『いざ,アリゾナ』をお送りします。



■ 2017年1月1日

 新年あけましておめでとうございます。
 表面科学会の皆様は,新年をいかがお過ごしでしょうか?
 かねてより日本表面科学会は日本真空学会との合併に向けた検討を開始しており, それに伴い,学会誌の統合も検討されてきました。 すでにある二つの学会誌を統合し,よりすばらしい会誌にするためには,どのようなことをすればよいか, 今年はあれこれと模索していく一年になると思います。 また,会員がどのような記事を求め,どんな記事が読みたいと思っているのか, あるいは編集委員の独りよがりの特集記事になっていないか,ここで見つめなおすきっかけになるとも考えております。 会員の方の意見を反映し,よりよい会誌を作っていければ幸いです。
 最後になりましたが,今年一年が会員に皆様にとりましてさらなる飛躍の年となりますよう,編集委員一同,願っております。

2017年1月1日

表面科学編集委員長 板倉明子(物質・材料研究機構)




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