日本表面真空学会
2025年6月25日(水)14:00~16:30(受付13:30~)
2025年06月20日
機械振興会館 地下3階 B3-1号室
(〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8)
昨年9月の真空展で量子センシングをテーマに真空フォーラム・シンポジウムを日本真空工業会との共催で開催しました。その中でCVDダイヤモンドのNVセンターを使った量子センサーが有望であるとの話を聞きました。また、当会では2021年の第306回例会と2022年の第309回例会でマイクロ波CVDダイヤモンド関連の講演会を開催したことがありました。このような経緯もあり、真空技術を使って合成されるダイヤモンドの現状とホットな話題をテーマに久しぶりの例会を開催すべく高名な2名の先生に講演をお願い致しました。
多数のご参加をお待ちしております。
プログラム
14:00~14:10 開会挨拶
吉田 秀樹(日本表面真空学会 産業連携・会員増強委員会 委員長)
14:10~15:10 「ダイヤモンド気相合成、不純物ドーピング、表面、トランジスタ」
川原田 洋(早稲田大学 特命教授)
[講演要旨]
ダイヤモンドの気相合成が開発されて、40年である。高純度、高品質結晶成長が可能となり、アクセプターやドナーとなる不純物の導入、その高濃度化、表面構造の理解やその安定な終端構造、これを利用した電界効果トランジスタへの発展がある。これらを概観すると同時に近年注目されている窒素-空孔(N-V)中心についてもふれる。
15:10~15:25 休憩
15:25~16:25 「宝飾用合成ダイヤモンド -歴史、現状、鑑別-」
北脇 裕士(株式会社中央宝石研究所 リサーチ室部長)
[講演要旨]
近年、合成ダイヤモンドが宝飾用に広く利用されるようになった。宝飾用のHPHT合成ダイヤモンドは主に中国で製造されており、CVD合成ダイヤモンドはインドで製造されている。主な消費国はアメリカであるが、日本国内でも市場が拡大傾向にある。これらの合成ダイヤモンドは見かけでは天然ダイヤモンドと区別がつかないが、成長履歴の相違から適切な技術を適用すれば確実に鑑別が可能である。
講演終了後、交流会を開催します。相互の情報交換、講師との懇談など、有意義なディスカッションができますので、こちらにも多数ご参加ください。
時間:講演終了後~18:30
場所:うすい(機械振興会館 地下3階)
会費:3,000円(当日現金にてお支払いください。)
50名
無料(事前申込要)
こちらの申込フォームからお申込みください。
※お申込み完了後、受付完了メールが自動返信されます。
受付完了メールが届かない場合は、office@jvss.jp へご連絡ください。
申込締切: 2025年6月20日(金)
問合せ先
公益社団法人日本表面真空学会 事務局
E-mail: office@jvss.jp TEL 03-3812-0266
本件担当
日本表面真空学会 産業連携・会員増強委員会 冨江 崇
日本表面真空学会 事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-16 石川ビル5階 TEL:03-3812-0266 FAX:03-3812-2897 Email: