実用新技術セミナー: 2日目 (11月2日)
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 電池自動車での利用や再生可能エネルギーの貯蔵など、新しいエネルギーシステムに関わる蓄電池への注目は日々高まっている。 さらに、新型コロナウィルスの蔓延を防ぐために、個別の活動や遠隔地からのコミュニケーションが増えており、 これらで利用するエネルギーの分散技術の発展が現在望まれている。
 このような技術においても、蓄電池の果たす役割は大きいと考えられており、蓄電池の更なる性能発展が期待されている。 リチウムイオン電池に代表される蓄電池において、電極と電解液の界面(電極/電解液界面)の物性 やそこで起きる化学反応の反応機構は、キャリアイオン伝導に大きな影響を与え、容量、サイクル特性、 充放電速度などの蓄電池の性能を左右する場合があると考えられている。しかし、最先端蓄電池の電極や電解液は 複雑な組成によって構成され、その界面は複雑な状態となっている、さらに、電極/電解液界面の解析は、 埋もれた界面であること、またナノレベルの空間分解能を必要とすることなどから、適用できる技術が限られている。 これらが要因となり、蓄電池の電極/電解液界面の物性や反応機構は、多くを想像に頼っており、 蓄電池の更なる性能発展の障壁となっている。
 本講演では、まず、蓄電池の電極/電解液界面に関わる研究背景を説明する。 その後、講演者が進めてきた走査プローブ顕微鏡に代表される表面界面科学的な手法を用いて、 蓄電池の電極/電解液界面の物性や反応機構を解析した成果を、他のグループの研究成果と共に紹介する。 さらに、蓄電池の電極/電解液界面に関わる研究の今後の展望について説明し、蓄電池の研究分野における表面界面科学の展開を紹介したい。

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 株式会社ユニソクは,超高真空,極低温中という特殊環境下で動作する走査型プローブ顕微鏡(SPM)を製造, 販売する日本国内唯一のメーカーです.
 振動を嫌うSPMを極低温中で行う為に必須となる液体ヘリウムは近年ますます不足し,問題になっております. 今回,弊社の極低温SPMのHe消費量に対する改良結果,新性能を中心に紹介いたします.
 またUHV+極低温環境下の優位性生かしたラマン測定の事例や,UHV技術を生かした新たな開発品, 高感度の昇温脱離ガス分析装置(TDS)の紹介もいたします.

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近年,分析手法の多様化に伴い,複数の機器の連携化のニーズが高まっています. 弊社では様々な機器を真空搬送でつないだ複合システムMaterials Innovation Platform (MIP)を提供しております. 制御システムを統一化する事で,試料作製から分析までの高度化・効率化が可能となります. 本講演会ではMIP装置のご紹介とともにSPMを中心とした製品のご紹介をさせていただきます.

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トヤマは超高真空をキーワードに「モノづくり」を通して,物質の根源探求,エネルギー問題, 環境問題,生命・医療の問題など,人類の大きな課題に取り組む世界の最先端科学に携わる 皆様のパートナーであり続けています.

トヤマの技術は,放射光実験装置など大型実験施設から,汎用実験装置など多岐に及びますが, 今回は,汎用実験装置としての分析装置および成膜装置をご紹介します.ご紹介する分析装置は, 実空間―k空間のPEEM,NanoESCA,クラスターSIMS装置,STXM,及びガス分析装置であり, 成膜装置は対向ターゲットスパッタリング装置,MBE装置,及び電子ビーム蒸着装置と, いずれも他にはない特長を持っています.是非,この機会にお立ちよりください.

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1950年創業の大阪真空は,真空ポンプ・真空システムの専門メーカーとして, 70年以上に亘る歳月のなかで蓄積された技術力と豊富な実績を生かし,お客様に最適な「真空応用製品」を提案します.

お客様の先端的な生産工程,分析,R&Dなど各分野の要求にあった真空システムを提供するため,新技術開発に加えて, 既存技術を活用した設備の高度利用,安定利用,更には設備稼働の向上にも努めております.
今回は極低振動形ターボ分子ポンプTG-MLシリーズ及び超高真空形ターボ分子ポンプTG-MUシリーズ, 油拡散ポンプからターボ分子ポンプへ置換えの提案,高真空アングルバルブを紹介いたします.

また,真空環境作り,真空製品・真空装置についてのご相談も承りますので,ぜひ当社までお問合せください.

資料のご請求,ご相談はこちらまで: https://forms.gle/CvhbMiqhh6bBK4ma8

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NEGベローズ
「真空排気の効果をもつ成形ベローズ」を高エネルギー加速器研究機構の間瀬教授との 共同研究により開発しております.成形ベローズにNEG(非蒸発ゲッター)を成膜することで, 非蒸発ゲッターポンプとして残留水素を排気する機能を持たせました. 加速器などの超高真空を必要とするシステムへの活用が期待でき,製品化に向け開発を進めております.

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ブルカージャパン(株)ナノ表面計測事業部は、表面計測における世界トップシェアを誇る製品群をラインナップしております。 イノベーション技術を搭載した各プロダクトは、常に最先端の技術でお客様の研究開発を支えております。 日本では2011 年にラボをリニューアルオープンし、最新の技術を国内のお客様に提供し続けております。

マテリアル用原子間力顕微鏡 AFM: 誰もが簡単にモルフォロジーと物性を同時取得
BrukerのフラッグシップAFMとなるDimensionシリーズは、 その高い性能と拡張性により材料物性研究から工業用計測用途まであらゆるアプリケーションに対応します。

ナノスケール赤外分光分析: 10 nm空間分解能
AFM-IR分光法は、AFMと赤外パルスレーザーとの組み合わせにより光の回析限界を超える 超微小領域から対象の赤外吸収特性を得る新しい分析技術です。 ナノスケールのケミカルイメージング及びスペクトル測定は、試料の化学組成や分散状態を容易に可視化します。

ナノインデンター: ナノスケール硬さ・弾性率評価
様々な研究領域、材料に対してナノ力学・トライボロジー特性評価が可能なナノインデンターを提供します。 硬さ・弾性率測定、ナノDMA粘弾性特性評価、ナノスクラッチ密着強度測定、ナノウェア摩耗特性評価、 SPMイメージング 表面形状像取得機能、その他破壊靱性、応力緩和測定など幅広い測定に対応します。

詳しくはこちらをご覧ください: https://www.bruker-nano.jp/

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