■ 新年のご挨拶
飛躍の年
吉原一紘
Vol. 32, No. 1 (2011) p. 1
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■ 巻頭言
■ 特集：π電子系有機低分子固体の界面電子物性
■ 論文
■ メッセージボード
■ 先端追跡
■ FOCUS on e-JSSNT
■ 編集後記
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今回，「π電子系有機低分子固体の界面電子物性」という特集を企画しました。
一括りに共役π電子系を有する有機低分子固体と言っても，半導体，モット絶縁体，
金属，超伝導体などの様々なバリエーションが存在しています。
また，分子を単位として閉殻構造を有している上に，
隣接分子間や異種界面における軌道の重なりが小さい故に，
界面物性の人為的なコントロールが容易であるという側面があり，
界面現象の評価は新規物性の発現に関して様々な興味深い研究が進展しています。
本特集が皆様の今後の研究に新しいアイデアをもたらすものであることを期待しております。
（中村雅一）
有機デバイスの研究は一時期のフィーバーが収まって，
落ち着いてじっくり研究できる雰囲気になってきました。
熱が収まると頭がすっきりして物事がはっきり見えてくる可能性があります。
有機物の基本特性や有機電子デバイスの動作原理など，まだまだ未解明な点が多々あり，
今後，それらの点を解明するために分野融合的研究を着実に進める必要があります。
本特集の執筆者の皆様には，
これからの研究を進める上で極めて有用な情報を提供して頂きました。
これらの情報を基に，この分野がさらに発展することを願っています。
（庭野道夫）
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