会誌「表面科学」

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 第35巻 第12号  2014年12月

Editor's Choice

(a)光学的ポンププローブ法
(b)光ポンププローブSTM


表面科学 第35巻 第12号 (2014) p. 656

特集テーマの関連論文

ワイドギャップ半導体におけるコヒーレントフォノンの観測
欅田 英之
Vol. 32 (2011) No. 12 P 761

歪補償量子ドット集合体における超高速非線形分光
早瀬 潤子
Vol. 32 (2011) No. 12 P 767

NaTaO3光触媒微粒子の表面科学
大西 洋
Vol. 32 (2011) No. 2 P 88

CO/Pt電極界面における電気二重層の構造ダイナミクス
山方 啓, 大澤 雅俊
Vol. 29 (2008) No. 9 P 526

ピコ秒レーザーパルス照射による吸着分子のダイナミクス
久保田 純, 和田 昭英
Vol. 26 (2005) No. 11 P 655

光誘起協力現象の超高速ダイナミクス:擬一次元電荷移動錯体における中性-イオン性転移
岩井 伸一郎, 岡本 博, 十倉 好紀
Vol. 23 (2002) No. 11 P 672

Contents


■ 巻頭言

“表面・界面の超高速ダイナミクス”特集号によせて

北島正弘
Vol. 35, No. 12 (2014) p. 649


■ 特集:表面・界面の超高速ダイナミクス

(研究紹介)
金属表面における非断熱的励起による吸着種振動ダイナミクス

渡邊一也,松本吉泰
Vol. 35, No. 12 (2014) p. 650



(研究紹介)
光ポンププローブSTM

重川秀実,吉田昭二,武内修
Vol. 35, No. 12 (2014) p. 656



(研究紹介)
時間分解ヘテロダイン検出振動和周波発生分光法を用いた水界面の超高速振動ダイナミクスの研究

井上賢一,Prashant C. SINGH,二本柳聡史,山口祥一,田原太平
Vol. 35, No. 12 (2014) p. 662



(研究紹介)
プラズモン誘起人工光合成の構築とPEEMによる緩和過程の追跡

上野貢生,孫泉,三澤弘明
Vol. 35, No. 12 (2014) p. 668



(研究紹介)
GaAsの深さ分解フォノン・プラズモンダイナミクス

石岡邦江
Vol. 35, No. 12 (2014) p. 674



(研究紹介)
テラヘルツ時間領域分光法による薄膜・表面の物性評価

片山郁文,南康夫,武田淳
Vol. 35, No. 12 (2014) p. 680


■ 連載企画

(資源問題と表面科学J)
資源問題と表面科学

嘉数誠
Vol. 35, No. 12 (2014) p. 686


■ 談話室

(海外研究体験記)
New Chapter

ワン シェンナン
Vol. 35, No. 12 (2014) p. 688



(支部だより)
東北・北海道支部だより

池田正則
Vol. 35, No. 12 (2014) p. 690


■ 表面科学技術者資格認定試験例題

表面科学技術者資格認定試験例題 No. 16


■ 先端追跡

[R-549] 走査型マイクロ波顕微鏡の展開
原紳介
Vol. 35, No. 12 (2014) p. 692

[R-550] 医療への微粒子の新たな利用
藤井政俊
Vol. 35, No. 12 (2014) p. 692


■ FOCUS on e-JSSNT
e-JSSNT最新論文 No. 124

■ 編集後記

 今回の特集号では,表面・界面での超高速ダイナミクスについて,最近の進展を詳述していただきました。光技術や理論の進歩により,表面物理・化学がより深化していくことが実感され,まさにフロンティアを目の当たりにすることができました。さらに,測定対象が広がることによる今後の展開も大いに期待できると思います。
(佐々木岳彦)

 今回,種々の物質の表面・界面の超高速ダイナミクスの理解のための最先端の計測技術についての特集号を企画させて頂きました。表面・界面を動的にとらえる解析は大変難しい研究ですが,いかに分子間の相互作用などをとらえることができるのか,原理の説明とともに,大変解りやすく著者の皆様にご執筆頂きました。この場を借りまして感謝申し上げます。 
(高井まどか)

 表面科学に携わる者として,表面素励起の研究を行うことも多く,最近は超高速分光法を用いたフォノンやキャリアダイナミクス研究に触れる機会も増えてきました。本特集号にご執筆された先生方とも共同する機会があり,この分野の技術の進歩とともに,表面科学分野における新しい応用へのチャンスが増えることを実感しています。本特集号がきっかけとなり,表面科学の読者の方々への今後の研究に有益な情報をご提供することができれば幸いです。 
(長尾忠昭)


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