会誌「表面科学」

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 第35巻 第3号  2014年3月

Editor's Choice

交換磁気異方性薄膜の
パルス強磁場軟X線MCD測定

表面科学 第35巻 第3号 (2014) p. 158

特集テーマの関連論文

X線で水分子と水素結合を観る
小笠原 寛人
Vol. 27(2006) No. 4 p. 220

自己再生自動車触媒のXAFS, DANESによる構造研究
水木 純一郎
Vol. 27 (2006) No. 5 p. 291

硬X線励起光電子顕微鏡
小野 寛太, 谷内 敏之, 尾嶋 正治, 脇田 高徳, 小嗣 真人, 鈴木 基寛, 河村 直己, 高垣 昌史, 秋永 広幸
Vol. 28 (2007) No. 12 p. 704

三次元XAFS法を用いた薄膜研究の可能性
雨宮 健太
Vol. 30 (2009) No. 1 p. 11

水素化脱硫触媒の表面設計と活性サイト構造
岡本 康昭, 広光 一郎, 久保田 岳志
Vol. 30 (2009) No. 2 p. 92

金属酸化物表面における金属-担体相互作用の解明に関する研究
田 旺帝, 鈴木 秀士, 小池 祐一郎, 大西 洋, 笹原 亮, 朝倉 清高
Vol. 30 (2009) No. 2 p. 84

時間分解XAFS法による触媒表面の動的構造解析と触媒構造速度論
唯 美津木
Vol. 30 (2009) No. 2 p. 75

SPring-8 XFEL(SACLA)の光源特性と利用実験に向けた研究開発
登野 健介, 矢橋 牧名, 初井 宇記, 田中 均, 石川 哲也
Vol. 32 (2011) No. 7 p. 433

Contents


■ 巻頭言

進化するXAFS

太田俊明
Vol. 35, No. 3 (2014) p. 127


■ 特集:X線吸収分光法の最前線

(総合報告)
XAFS測定の最前線―軽薄短小の30年と次世代光源への期待

朝倉清高,上村洋平
Vol. 35, No. 3 (2014) p. 128



(研究紹介)
QXAFS法によるUSYゼオライトを担体としたパラジウムの動的挙動解析

奥村和
Vol. 35, No. 3 (2014) p. 135



(研究紹介)
DXAFSによる時間分解X線吸収分光

片山真祥,稲田康宏
Vol. 35, No. 3 (2014) p. 141



(研究紹介)
マイクロXAFS法と鉄さび層断面の局所構造解析への応用

早川慎二郎
Vol. 35, No. 3 (2014) p. 146



(研究紹介)
液液界面計測へのXAFS法の適用

谷田肇
Vol. 35, No. 3 (2014) p. 152



(研究紹介)
パルス強磁場軟X線分光による表面・界面磁性研究の開拓

中村哲也,鳴海康雄
Vol. 35, No. 3 (2014) p. 158


■ 連載企画

(資源問題と表面科学B)
資源枯渇時代の材料研究

土谷浩一
Vol. 35, No. 3 (2014) p. 164


■ 談話室

(海外研究体験記)
海外での研究12年:英・米・スイスでの体験記

室岡義栄
Vol. 35, No. 3 (2014) p. 166


■ 表面科学技術者資格認定試験例題

表面科学技術者資格認定試験例題 No. 7


■ 先端追跡

[R-531] 各種の溶液セルを用いた電子顕微鏡観察
佐藤智重
Vol. 35, No. 3 (2014) p. 169

[R-532] 実用深さ方向分析における新しいクラスターイオンの応用
眞田則明
Vol. 35, No. 3 (2014) p. 169


■ FOCUS on e-JSSNT
e-JSSNT最新論文 No. 115

■ 編集後記

 X線吸収分光法(XAFS)は構造解析の一手法としての地位を確立していますが,X線回折法に比べるとまだユーザーが限られているように思えます。本号の特集をご覧いただければ,XAFSの応用性の高さがわかるかと思います。読者の方々には,ご自身の研究にXAFSが使えるのではないかと少しでも思っていただければ幸いです。最後に,お忙しい中,編集担当からの細かいお願いにも快くご対応いただきました執筆者ならびに査読していただいた諸先生に厚く御礼申し上げます。
(一國伸之)

 今号の特集は「X線吸収分光法の最前線」です。X線吸収分光法は,スペクトロスコピーとしては成熟した手法といって良いと思いますが,最近になって可能になったこと,また,もうすぐ可能になりそうなことも多くあります。新しい発展の全部をカバーできているわけではありませんが,将来展望も含め,できるだけ最新の状況の概観が得られるように企画しました。読者の皆様に有益な特集になっていれば幸いです。最後になりましたが,この場を借りまして,お忙しい中,記事の執筆をいただきました先生がたに深く感謝申し上げます。
(小西健久)


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