会誌「表面科学」

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 第32巻 第6号  2011年6月

Editor's Choice

電界パルス印加前後における鉄ナノ島の走査トンネル顕微鏡像

表面科学 第32巻 第6号 (2011) p. 361
Contents


■ 巻頭言

合同講演会を終えて

福谷克之
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 319


■ 第30回表面科学学術講演会特集号 [I]

(論文)
デバイス動作下硬X線光電子分光法による最先端材料の物性解明

山下良之,長田貴弘,吉川英樹,知京豊祐,小林啓介
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 320



(論文)
RHEEDによるナノクラスタの形態評価

堀尾吉已
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 325



(論文)
金属電極に架橋したベンゼン,C60単分子接合の構造および伝導特性の解明

木口 学,金子 哲,中住友香,Oren TAL, Jan van RUINETBEEK, Juan Carlos CUEVAS
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 331



(論文)
G-SIMSによる高分子試料解析の基礎的検討

青柳里果,三原一郎,工藤正博
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 337



(研究紹介)
HOPG上におけるCH3Clの物理吸着過程
—ダイナミクスとキネティクス—


橋之口道宏,岡田美智雄
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 343



(研究紹介)
カーボンナノチューブへの分子の吸着と脱離に関する研究

岩田晋弥,福谷克之
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 349



(研究紹介)
硝酸酸化極薄膜とCVD-SiO2薄膜の積層型ゲート酸化膜を用いた超低消費電力型薄膜トランジスタの創製

松本健俊,小林 光
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 355



(研究紹介)
電界による鉄ナノ磁石制御:金属表面での磁気電気結合の発見

山田豊和
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 361



(研究紹介)
アルカリハライド微結晶群の潮解液滴表面その場観察:液滴内イオン分布の考察と環境科学への展開

有馬健太,Hendrik BLUHM, Miquel SALMERON
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 368



(研究紹介)
同位体置換により解明された非弾性電子トンネル分光の選択則

岡林則夫,Magnus PAULSSON,上羽 弘,今田洋平,米田忠弘
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 374



(研究紹介)
SiC表面上のエピタキシャルグラフェンの成長

田中 悟,森田康平,日比野浩樹
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 381



(研究紹介)
アパタイト化合物を触媒に用いたバイオマス由来化合物の変換反応:エタノールから1-ブタノール生成

恩田歩武,小河脩平,柳澤和道
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 387


■ 談話室

(世界化学年記念企画)
My Life, My Jihad

水田代
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 393



(会議報告)
放射光表面科学部会セッション「次世代放射光光源による表面科学」報告

大門 寛
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 396



(会議報告)
「第6回放射光表面科学部会シンポジウム」報告

大門 寛
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 397


■ 先端追跡

[R-465] 走査型電子顕微鏡(SEM)とX線分光
三田村茂宏
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 398

[R-466] カソードルミネッセンス顕微法による高分子材料評価
三井 正
Vol. 32, No. 6 (2011) p. 398


■ FOCUS on e-JSSNT
e-JSSNT最新論文 No. 87

■ 編集後記

 東日本大震災という未曾有の災害に対峙する国や関係機関の施策説明に耳を傾けるにつけ, 事実を科学的に正しくかつわかりやすく伝えるためのコミュニケーション能力育成が 今後ますます重要な課題になると感じる向きも多いだろう。 日本人全体のサイエンスリテラシーの底上げが必要なことももちろんだが, 我々は分野や文化の異なる相手に どうしたら「正確に」かつ「わかりやすく」物事を伝えられるだろうか。 誰もが誤解なく理解できる「科学の言葉遣い」をさらに謙虚に磨いて行かねば, と編集作業を通して思いを致した。
(中村 淳)

 編集を通してあらためて「表面」が関わっている「材料」「現象」「学問分野」の広さに驚かされる。 これからますます「表面」をめぐる研究はその裾野を広げていくことは間違いないだろう。 これからも本誌が広範な「表面」の話題を取り上げていくことを願っている。 ご投稿ただきました皆様,また編集にご協力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。
(武井 孝)

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