会誌「表面科学」

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 第32巻 第3号  2011年3月

Editor's Choice

Co2MnSi/Ag/Co2MnSi多層膜の断面透過電子顕微鏡像とナノビーム電子線回折パターン

表面科学 第32巻 第3号 (2011) p. 139
Contents


■ 巻頭言

スピントロニクスと表面科学

高梨弘毅
Vol. 32, No. 3 (2011) p. 119


■ 特集:スピントロニクスと表面科学

(総合報告)
総論 スピントロニクスの現状と展望

田中雅明
Vol. 32, No. 3 (2011) p. 120



(研究紹介)
強相関電子系の薄膜におけるスピン超構造

中村優男,川崎雅司,十倉好紀
Vol. 32, No. 3 (2011) p. 128



(研究紹介)
酸化物半導体スピントロニクス

福村知昭,山崎高志,山田良則,上野和紀,川崎雅司
Vol. 32, No. 3 (2011) p. 134



(研究紹介)
電子顕微鏡によるスピントロニクス素子の微細構造解析

高橋有紀子,古林孝夫,宝野和博
Vol. 32, No. 3 (2011) p. 139



(研究紹介)
金属スピントロニクスと表面科学

水口将輝
Vol. 32, No. 3 (2011) p. 145



(研究紹介)
有機スピントロニクスにおける界面制御

夛田博一
Vol. 32, No. 3 (2011) p. 152


■ 研究紹介

有機薄膜の成長機構に及ぼす格子歪みの効果
〜クォテリレン薄膜を例として〜


早川竜馬,廣芝伸哉,知京豊裕,若山 裕
Vol. 32, No. 3 (2011) p. 158


■ 先端追跡

[R-459] 電極反応と電気二重層の構造
中村将志
Vol. 32, No. 3 (2011) p. 166

[R-460] これからの半導体産業と表面科学
中村 誠
Vol. 32, No. 3 (2011) p. 166


■ FOCUS on e-JSSNT
e-JSSNT最新論文 No. 84 

■ 編集後記

 電子の電荷自由度に加えてスピン自由度を用いた新規エレクトロニクスを研究する 「スピントロ二クス」分野は, 次々に新しい物質や現象が発見されている最も活気溢れる研究分野の一つです。 その中には,金属に限らず,酸化物,半導体,有機物など, 多様な材料系が取り扱われています。 本特集号では,さまざまな角度からスピントロニクス分野の最先端の話題について 大変満足のいく内容になったと思っております。 ご多忙の中,ご執筆いただきました先生方に深く感謝申し上げます。
(近松 彰)

 スピントロニクス分野は現在最も盛んな研究分野の一つです。 私は専門外ではありますが,以前から興味があり学会等ではスピントロニクス関連の セッションに度々参加していました。今回,初めて特集号の編集担当をさせていただきましたが, 個人的にもその出来上がりはとても楽しみでした。 各先生方にはスピントロニクス研究のバックグラウンドから最新の研究成果までを わかりやすく解説していただいています。 ご多忙のところ,原稿執筆をご快諾頂いた先生方にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
(白木 將)

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