会誌「表面科学」

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 第31巻 第6号  2010年6月

Editor's Choice

ハニカムパターン化セルロースフィルムの作製方法

表面科学 第31巻 第6号 (2010) p. 301
Contents


■ 巻頭言

ネオバイオミメティクス表面科学

下村政嗣
Vol. 31, No. 6 (2010) p. 275


■ 特集:ネオバイオミメティクス表面科学

(研究紹介)
バイオミメティックなアプローチによるソフトマテリアルの濡れ性と摩擦特性の制御

小林元康,高原 淳
Vol. 31, No. 6 (2010) p. 276



(研究紹介)
生体分子に学ぶ分子機械の設計と機能開拓

金原 数
Vol. 31, No. 6 (2010) p. 283



(研究紹介)
節足動物の脚による吸水機構

針山孝彦,堀口弘子
Vol. 31, No. 6 (2010) p. 290



(研究紹介)
バイオミメティック材料プロセシング

高井 治
Vol. 31, No. 6 (2010) p. 294



(研究紹介)
ハニカムパターン化バクテリアセルロースを基本骨格とする人工木材細胞壁の作製

浦木康光
Vol. 31, No. 6 (2010) p. 301



(研究紹介)
細胞運動・機能を操作する微視的培養力学場設計

木戸秋悟
Vol. 31, No. 6 (2010) p. 307


■ 先端追跡

[R-441] グラフェンのバンドギャップエンジニアリング
小林伸彦
Vol. 31, No. 6 (2010) p. 313

[R-442] 石油資本によるバイオ燃料研究
小宮山政晴
Vol. 31, No. 6 (2010) p. 313


■ FOCUS on e-JSSNT
e-JSSNT最新論文 No. 77 

■ 編集後記

 昆虫や植物の表面が持つ特異なナノ・マイクロ構造が有する構造を模倣して 材料に新しい機能をもたせるバイオミメティクスの研究は,1900年代半ばより始まり, ナノテクノロジー技術の発展とともに進化をとげています。 21世紀に入りバイオミメティクスという概念も一般的に理解され, 多種多様なバイオミメティクス材料が作られてきています。 現状,どこまで人工材料は生物を模倣できるのか? 生物の機能と構造との関係はどこまで理解されているのか? などという根本的な疑問を知るために,本号では, 特集タイトル「ネオバイオミメティクス表面科学」とし, 生物学,高分子,材料化学,超分子化学,細胞生物学, 表面科学の分野で最先端のバイオミメティクス研究をしている先生方に 最近の研究動向について執筆いただきました。 企画に当たり,東北大学分子原子材料科学高等研究機構・多元物質科学研究所, 下村政嗣教授にご協力いただきましたこと,深く感謝致します。 また,お忙しい中執筆いただきました先生方にも,御礼申し上げます。
(高井まどか)


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