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データ駆動表面科学研究部会とは?

近年、科学技術分野における第 4 のパラダイムとして「データ駆動科学」とよばれる分野が急速な発展しています。データ駆動科学とは、科学技術分野におけるビックデータの中から本質的に重要な要素を抜き出し、そこから法則や機能を抽出する学術領域です。表面科学の分野では、大量の表面分析データや分光スペクトルデータなど、表面科学に固有のビックデータが蓄積されており、これらを対象にしたデータ駆動科学(データ駆動表面科学)が今後ますます重要になると考えられます。

 データ駆動表面科学の発展により、これまで解析が困難であった表面現象の解明が進めば、表面を舞台とした新学術の創成につながるだけでなく、触媒や電池などの開発を促進することでサステイナブルな社会の実現に寄与することが期待されます。さらに、本研究部会の活動は表面科学分野にとどまることなく、データ駆動科学のコミュニティにも新たな対象を提供することで、この分野の発展に貢献することも期待されます。

 当研究部会では、学術講演会においてセッションを開くとともに、独自に研究集会を開催し、データ駆動科学の研究活動を内外に情報発信し、その発展に貢献することを目指します。

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